アフリカの初音ミクが行きつくところ~20171226~
ふと思うことを、ふと書いてみたいと思う。
もっともブログらしい、自然なスタイルで。
写真もないし、レイアウトも考えない。
ただ、makotoという一人の人間が、1年半かけてアフリカでミクさんを活躍させようと頑張ってみた結果のつぶやき。
現状、もっとも有力(見込み無しという結論をのぞけば)なのは、ミクさんのテレビ番組を制作して、youtubeとかの動画サイト+SNS+タンザニアのテレビ局で流すという企画だと思う。
ミクさんのテレビ番組を制作するなんてことになれば、当然クリプトンをどうするかという話になっちゃう。
だから、これをやるならクリプトンがやってくれなくちゃいけない。
クリプトンにやってもらうためには、企画をクリプトンにあげなくちゃいけない。
外部の組織がミクさんを使わせてくださいという流れでクリプトンに著作権料を支払うという動きは無理。
だって、著作権料なんて支払えないから。
そもそも、これはビジネスではなくてインベストメント、つまりは投資。
アフリカというコンテンツ産業の全くない地域に投資をして、コンテンツ産業を根付かせて、将来的に大きな利益を得ようとする試み。
だから結局、クリプトンに入社して企画書をあげましょうね、という流れにしかならない。
入社できるかどうかという話はここでは置いておく。
しないと、話しが進まないから。
キャラクターという以前に、「イラストで何かを示す」という次元にも到達していない。
つまり、広告などは文章で示すのが一般的なのだ。
もちろん、イラストとか写真も使うのだけれども、文章なくしてPRはあり得ない。
文章がメインで、その文章に合う絵を使うという話。
コンテンツ産業というか、そもそも、ソフト面での能力がこの国の人はとても低い。
ビルがたくさんあってもテナントはスカスカで、売ってるものはどこも同じ。
創意工夫が見られないし、個性の発揮ということも全然ない。
ティンガティンガアートという絵からしてもそれが端的に見て取れて、自己模倣の徹底した繰り返しなのだ。
だから、テレビ局は終始新しい番組を募集している。
流す番組がないのだ。
番組制作に求められる条件は、暴力性とか性の表現とかを抑えることはもちろんあるが、特に英語字幕。
アニメ番組などでも問題なし、OK。
だから、ミクさんの番組を作ったとして、それを放映するのにタンザニア側の問題は少ない。
問題は日本サイドだ。
タンザニアでも日本のアニメを放映できないかと挑戦している。
だが、それができない理由は日本側にある。
第一に、上述した英語字幕の問題。
このコストが出せないという。
第二に、放映権料の問題。
ビジネスとして考えると成立しない理由はここだ。
タンザニアがお金を払って日本のアニメなど上映できるわけがない。
第三に、保守性の問題。
「なんでアフリカなの?」「アフリカでやる必要がない」
こういう発想は当然出てくる。
外に目を向けて新規市場を開拓していこうという視野の広さに欠けるのが日本のアニメ業界だ。
ミクさんで番組を作るとなると、新しく番組を制作することになるんだから当然お金がかかってしまう。
これも新しい問題だ。
以前、ひかりTVで流されていて「ミクミクメイクミク」はお手本になると思う。
制作コストは控えめに、動画サイトを有効活用、SNSともリンクする。
教育であったり、文化紹介であったり、そういう番組のナビゲーターとしてミクさんには活躍してもらえないものだろうかと思う。
日本人にとってはアフリカという世界を知ることになり、アフリカの人にとっては日本のことを知ることになる、そういう教育・文化番組だ。
対象は主に子供が良いだろうから、「天才てれびくん」見たいな雰囲気も出せると注目される?
3Dモデルと普通の人が並んでいるのはインパクトがあると思うし、受けるかも?
この前、きみかさんとお話をしたときに、興味深いことを聞いた。
一つは、うまくもなんともない、東南アジアの即席めんメーカーが西アフリカのナイジェリア(だったと思う)で圧倒的シェアを占めていて日清が入り込めないんだとか。
理由は、30年前から売り続けていたから。
売れなくてもずっと地道に売り続けた結果として、今では市場を独占できるようになったのだ。
コンテンツ産業も同じで、日本が、そしてその一つの代表として初音ミクがタンザニアでキャラクターという存在を定着させることができれば、それは将来、この国の市場を独占する可能性につながるはずだ。
そこに価値を見出して投資する視野の広さと先見性が、残念ながら日本の企業にはない。
だからこそ、日本人はアフリカに来ないのである。
いや、もしかすると、+で行動力もかな?
可能性を知るためにアフリカに来るという行動、そして何かを試すという行動を起こさないからだ。
もう一つ、即席めんは30年だったが、コンテンツ産業はもっと結果が早く出るという見解だ。
何せ、現代はネット社会なのである。
きみかさんの部下たちにも、日本のアニメや戦隊シリーズを実は見ているという人がいるという。
何かツールを使ってダウンロードをしてみているわけだが、タンザニアで違法も何もないだろう。
タンザニアではなく、フランス語圏の国だと「ちびまるこちゃん」や「さざえさん」を番組で流していたりする。
南アフリカや地中海沿いの国々は所得水準も高くなおさらキャラクターへの抵抗は少ないと思う。
そういう、市場の可能性も考慮に入れて、新しい挑戦をしたいものだなぁっと思う。
たぶん、そのために努力するのが、makotoの活動の行きつくところ。
その成果が出るかどうかはちょっとわからない。
出てくれたらイイナとは思う。
ミクさんがダメだったら、ゆかりさんだろうか?
その次はちょっと思いつかないけど。
MMDでドラマ制作して放映っていうのは大有りだと思う。
制作費も削ることができると思う。
こんなことをふと考えていたクリスマスなのでした。