Mambo vipi?

初音ミクのアフリカライブを実現しようとしている人のブログ

1%のレアを確実にゲットするために必要なガチャ試行回数を数学教師が計算してみる

どうも、makotoです。

実は現在、makotoがかなりやってるスマホゲームがありまして。

それが、クラッシュフィーバーことクラフィ。

3年連続で冬ミクコラボをしているこのスマホゲーム。

毎年、冬ミクのシーズンだけ熱心にやらせてもらっています。

さて、昨年のミクコラボから1年。

makotoさんはガチャを回すためにためましたよ、ゲーム内通貨の「ポリゴン」。

ざっとこんな感じ……。

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1009ポリゴン!

ちなみにこのゲーム、9800円のまとめ買いをしたときにもっともお得で1個当たり56円になるようです。

ざっと、56000円分の無料ポリゴンを1年でストックしたんですねぇ。

結構太っ腹にポリゴンを放出してる気がしますが、こんなもんでしょうか?

 

さて、今回のクラフィ×初音ミクのコラボは、目玉となるレアカードが2枚あります。

それぞれのレアカードは1%の確率で当選。

最初の10回連続は25ポリゴン、それから50回目までは10回連続ごとに50ポリゴン、50連続目でコラボカード3種類(ミクさんとリンレン、ミクルカの2種類)の内、1枚確定になります。

あとはこの繰り返しですね。

ちなみに、コラボガチャはこんな感じ。

 

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スキルを発動するとボカロ曲が流れるというユニークな仕様。

しかも、ピノキオピーの描きおろし楽曲という豪華さ。

ピノキオピーの冬の新曲を採用したという感じで、このゲームのコラボのために描いた曲って感じではないのがまたGood!!

清純で優しそうなミクさんですね、妹に欲しい……。

ちなみに、通称は白ミクらしいです。

 

もう一つのコラボガチャはこちら。

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カッコイイミクさんですね!

こちらもゲームコラボのために描き下ろしたという感じではない曲。

かいりきベアさんのファンならぜひとも欲しい1枚でしょう。

もちろん、スキル発動で歌ってくれます!!

ちなみに、通称は黒ミク(^▽^;)

 

とりあえず、makotoはこの2枚を手に入れるためだけに1年間ログインしてきたので、迷うことなくガチャを引きます。

こちら、ガチャを引いた時に出現するタマゴミクさん?

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頭にちょこんと乗ったチビミクが、カワ(・∀・)イイ!!

最初の40連まではハズレばっかり。

次の50連で来ましたよ!

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う~む、かわいい……。

最初の50連でキッチリゲットしました、白ミクさん。

この期間、さらにポリゴンをゲットして後200回引ける計算。

これは黒ミクさんもゲット間違いない!!

そう思っていたのですが、見事に撃沈しました*1

 

う~む、確率1%恐ろしい。

ガチャ、恐ろしい!

でもなんか、ちょっと納得いかないなぁ……っということで、計算してみたわけです。

その結果、次のことがわかりました。

 

まず、今回の条件で確率1%の当たりをひける確率です。

これは、50連で47.6%、100連で72.6%、150連で85.6%になります。

そう、確実にゲットしようと思ったら、150回はガチャを引く必要があるんですね。

実にリアルマネーで37800円!!

高すぎる"(-""-)"

そもそも、50連の47.6%の時点で12600円。

諭吉以上を払って二分の一もないというあたり、ガチャというのは業が深いですねぇ。

 

ちなみに、makotoは黒ミクチャレンジで200連をしてゲットできませんでした。

この確率は7.5%。

50400円相当を費やしてゲットできなかったのは泣けますね。

 

さて、ところで。

今回は当りとなるミクさんが2枚あるわけです。

この両方がそろう確率は?

と思って計算してところ、次のような面白い結果が出ました。

 

両方50連チャレンジで2枚とも揃う確率は22.7%、費用25200円。

両方100連チャレンジで2枚とも揃う確率は52.7%、費用50400円。

両方150連チャレンジで2枚とも揃う確率は73.3%、費用75600円。

両方200連チャレンジで2枚とも揃う確率は85.5%、費用100800円。

 

なんだこれは。

75000円課金しても確実とは言えないですね。

そう考えると、合計250連しかしていないmakotoが2枚とも揃わなかったのもある程度仕方ないと言えるでしょう。

 

ちなみに、計算の一覧はこんな感じ。

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とりあえず、中学校の先生として学生諸君と保護者には伝えねばなりませんね。

「ガチャに課金するのは、止めておきなさい」

ご覧の通り、万単位の課金ですら確実性に乏しいわけです。

中学生レベルでこんな計算をさっとできるわけもありませんから、リスクを十分理解して課金しているとは思えません。

無課金なら……ともちょっと思うのだけど、無課金は無課金で金よりも大事な時間を膨大に費やすのでこれもちょっと危険と言えば危険。

このあたりは、ご家庭でご相談の上というところでしょうか?

自分のバイト代なら、学食とか携帯代とか出した上で好きに使ったらいいと思うよ^^

というお話でした。

ちゃんちゃん。

*1:+_+

初音ミクの番組を企画しようという構想①

みなさんこんにちは。

滅多に更新しないブログマン、makotoです。

なんだか備忘録的なブログになってきた感じすらする今日この頃。

でも、たま~に、記録としてブログを更新するくらいがmakotoにはちょうど良いのかもしれません。

そんな中で今日は、「初音ミクの番組を企画」するという構想について走り書き。

 

まず、この構想は端緒を「アフリカ、特にタンザニアで日本のアニメを放映できないか」ということを考えた邦人企業がタンザニアにあり、それが挫折してしまっているというところにあります。

 

日本のアニメはアフリカでも影響力があって、特にフランスの植民地だった国ではサザエさんとかがテレビで流されていたので、ある程度所得のある家庭だと番組を見て日本を知り、憧れていたりしたそうです。

 

そう、アニメがもたらすソフトパワーは庶民レベルでじわじわと影響力を与えるもので、しかもアフリカという文化の枠は超えることがもう経験的に示されていたのです。

 

今後、日本がアフリカでビジネスを拡大するとしたらどんな産業かというと、こういう日本が競争力を持つコンテンツ産業だろうというふうに考えられるわけです。

それでこの企業さんは企画しましたが、見事にダメ。

理由は2つです。

①金にならない

②放映する地域を限定できない

そう、こちらアフリカはタンザニアでは日本企業が満足するお金も支払えないし、彼らの既得権益を守ることもできないわけです。

だから、有名どころはダメ。

特に①については英語字幕をつける必要があり、そのコスト分も収益がないというわけでビジネスとは成立しませんでした。

 

私は現在なら、そしてミクさんなら、この二つの問題を解決できるだろうと感じました。

特に大きいのは、Youtubeという新しい媒体の存在です。

そう、Youtubeで全世界に配信する番組をミクさんが作れば良いのです。

それを、タンザニアではテレビ番組として配信すれば良い。

字幕は当然、英語になります。

逆かもしれませんね。

タンザニアのテレビ番組として制作した番組をYoutubeでも配信する。

どちらでも良いと思います。

内容は、「日本と世界の音楽と文化を発信する」ものです。

そのナビゲーターとしてミクさんには活躍してもらえるんじゃないかと思うのです。

新しいキャラクターを生み出すよりは、知名度的にミクさんが優位です。

コストの問題は、クリプトンに企画書を提出して採用してもらうか、クラウドファンディングか、あるいは別の選択か。

ここはもうちょっと練る必要がありそう。

 

概要としてはこんな感じ。

今月中には、その企業の社長さんと話し合う予定です。

ここでもうちょっと情報収集し、企画書作成に向けて大きく一歩を進めたいところ。

タンザニアにいるのもあと半年。

いよいよここが正念場。

と、気合が入ったmakotoでした。

 

死ぬまでにやはり1曲くらいは音楽を作ってみたいと言う話①

完全に私事でしかない話なのですが、この想いはきっと多くの人に共有されるはず。

そう、人生で1度くらいは「曲」ってのを作ってみたいですよね!!

似たようなものとして、「小説」「ゲーム」「漫画」などなど、何か創作物を生み出したいという欲求は万人に共有される欲求なはず。

何かを表現したい、その何かを誰かに受け取って欲しい、それに対するレスポンスが欲しい。

これはもう、人間として生まれた以上は当たり前な感情だと思います。

 

そんなわけでmakotoもずっと、1曲作ってみたいと思っております。

いや、正確にはずっと思っていました。

実はmakotoは凄まじい音痴で、小学校の頃、音楽の時間で笑われてから歌なんてものは大っ嫌いです。

音楽そのものが嫌いになって、リコーダーとかピアニカとか、根元にティッシュを詰めて音が出ないようにして「演奏している振り」をしていたほどです。

それがいよいよ中学になってばれたのですが、音楽の先生もそこは心中察したのでしょう。

思春期の男の子にダメじゃないかと問い詰めても意味はありません。

大体、授業を見てれば私が音痴なのは先生が一番わかるし、それで音楽が嫌いなのもきっと悟ったものかと思います。

その優しさに救われた一方で、みじめさをかみしめてなお一層makotoは音楽嫌いになりました。

 

そうは言っても、実は合唱コンクールで指揮者とかしてました。

音楽は嫌いだし、歌は下手ですが、だからこそかえって人を率いることは知っていました。

音痴な人間が大きな声で歌いながら指揮をすれば、みんな、臆せずに大きな声で歌うことを知っていたのです。

別にみんな、歌うのが嫌いなわけではないのです。

ただ、へたっぴを馬鹿にされるのが怖いし、なんだか自分の弱いところを見せたようで恥ずかしいから歌いたくないのです。

そんなわけで、実際合唱コンクールはうまくいって優勝しました。

ここで、makotoは大事なことを学びました。

「自分は音痴だが、音程を取ることはできるらしい」

「自分の音痴は音程があってないのではなく、音が外れているところにあるらしい」

それでmakotoは、いつかこの音痴を改善できるのではないかと少し希望も抱いたのです。

 

そして時は過ぎ、高校生になりました。

makotoは片道30分を自転車で、雪が降れば2時間徒歩で通うような学校に行きました。

進学校でしたので部活をやる余裕はなく、また貧乏でしたので2年生からはバイトも始めました。

進学のためには勉強しなくてはなりませんが、お金がなければ入学もできませんのでそこは仕方ありません。

あとはPCですね、これはもう必須スキルだと分かってたので、大学に入ったら買おうと思ってお金をためておりました。

 

さて、そんな中、2年生になってある理由からmakotoは合唱部に入りました。

そしてそれから1年ほど、毎日部長さんに音合わせをしてもらうことになります。

ピアノである音を出して、それに合わせた音を発音するというものです。

そこでmakotoは、自分の音痴を痛感しました。

1年経っても、makotoは「ド」の音がどんな音か理解できませんでした。

「これと同じ高さの音を出して」と言われても、その音が理解できないのです。

だから毎日、どの音が「ド」なのかを調整して、そこから他の音を「発見」する作業が必要になりました。

音階はおおむね1段階ずつ、高さが異なるわけですから、「ド」が出せれば「レ」も出せるようになるはず。

しかしmakotoは、この1段階の差も曖昧で、1.5段階くらい高さが違うことがしばしば。

結局、最後の最後まで音程というものは理解できませんでした。

だからmakotoにとって歌は「暗記するもの」でした。

歌詞を暗記するのは当然ですが、どのようなのどの使い方をするのかを一曲分暗記する必要があるのです。

そう、まるで素人が難しいピアノ曲を弾けるようになるとき、理論を無視して体に刻み込ませて弾けるようになろうとするようなものです。

恐らくは先天的な障害で、音階を認識する能力が欠如しているのでしょう。

そうでなければ、1年もすれば音の高さを認識することができるようになると思います。

それでも、毎日練習した成果はあって、数曲は暗記できました。

ただ、そんな塩梅なので新しい歌を歌えるようになるとか、そんなことはまるでなくって、結局その後、30くらいになるまで歌を歌うことは殆んどない人生でした。

 

さて、そうして3年ほど前、教育実習で母校を訪れたときのことです。

将来はバンドをやりたいとか、ドラムを叩いてみたいとか、ボカロが大好きでボカロPになりたいだとか、音楽に惹かれる若者はずいぶん多いことがわかりました。

それならば、私も曲の一つくらい作ったことがあったほうが良かろうと思い、知り合いのゲーム音楽を作っている者にあれこれと作法を聞いてみました。

また、フリーランスの作曲家の知り合いにも聞いてみました。

すると案外、音楽というのは簡単に作れるものだということがわかりました。

①手拍子やハミングでもことは足りる。ただ、キーボードとかがあったほうがより分かりやすくていいとは思う。

②羞恥心が一番の敵。こちらは音楽のプロだから、イメージを歌って聞かせてくれたらくみ取れる。調整もできる。歌おうとしない人からはそれすらできない。

③やっぱり音譜は読めて書けないといけない。でもそれは、「共有」と「記録」のためのもので、自分で歌って覚えることができたならば別に必要ない。

早い話、小難しいことは考えなくても結構だから、自分でフレーズを思い浮かべて鼻歌まじりに歌えるようになりなさいということでした。

ただ、歌詞から先に作る場合は、「音の数」を合わせるのが大事なことだとか。

このあたりのことを踏まえていれば、曲を作ることはできるそうです。

 

そういうわけで、実はその後、今に至るまでふとした時に曲を作ろうとチャレンジしていました。

しかし、結局「コレ」という曲はできず、残骸が中途半端に残るばかりという有様。

最大の困難は何か?

それは、つなぎの部分がうまくできないこと、です。

Aメロ、BメロとCメロとあるわけですが、メロディはどれも若干変化します。

その変化のつなぎ部分がとにかく難しい。

フレーズとフレーズをつなぎ合わせることが至極困難で思いつきません。

そして、気がつけばフレーズそのものを忘れていたり(^▽^;)

 

まぁ、曲は案外簡単に作れると言っても、いい曲が簡単に作れるわけではありません。

納得できる曲が作れるわけでもありません。

なのでこうなるのは当然の話。

ですがそれでも、帰国までの6か月で、何か1曲くらい作ってみたいものだなと思っていたり。

 

そんな考えで歌詞をさらさら書いていると、なんだかできるような気にもなってきたり。

その気持ちを忘れないためにも、こうしてブログで書いてみたというわけ。

 

果たして、曲を生み出されるのだろうか……。

 

アフリカの初音ミクが行きつくところ~20171226~

ふと思うことを、ふと書いてみたいと思う。

もっともブログらしい、自然なスタイルで。

写真もないし、レイアウトも考えない。

ただ、makotoという一人の人間が、1年半かけてアフリカでミクさんを活躍させようと頑張ってみた結果のつぶやき。

 

現状、もっとも有力(見込み無しという結論をのぞけば)なのは、ミクさんのテレビ番組を制作して、youtubeとかの動画サイト+SNSタンザニアのテレビ局で流すという企画だと思う。

ミクさんのテレビ番組を制作するなんてことになれば、当然クリプトンをどうするかという話になっちゃう。

だから、これをやるならクリプトンがやってくれなくちゃいけない。

クリプトンにやってもらうためには、企画をクリプトンにあげなくちゃいけない。

外部の組織がミクさんを使わせてくださいという流れでクリプトンに著作権料を支払うという動きは無理。

だって、著作権料なんて支払えないから。

そもそも、これはビジネスではなくてインベストメント、つまりは投資。

アフリカというコンテンツ産業の全くない地域に投資をして、コンテンツ産業を根付かせて、将来的に大きな利益を得ようとする試み。

だから結局、クリプトンに入社して企画書をあげましょうね、という流れにしかならない。

入社できるかどうかという話はここでは置いておく。

しないと、話しが進まないから。

 

タンザニアコンテンツ産業は皆無としか言いようがない。

キャラクターという以前に、「イラストで何かを示す」という次元にも到達していない。

つまり、広告などは文章で示すのが一般的なのだ。

もちろん、イラストとか写真も使うのだけれども、文章なくしてPRはあり得ない。

文章がメインで、その文章に合う絵を使うという話。

 

コンテンツ産業というか、そもそも、ソフト面での能力がこの国の人はとても低い。

ビルがたくさんあってもテナントはスカスカで、売ってるものはどこも同じ。

創意工夫が見られないし、個性の発揮ということも全然ない。

ティンガティンガアートという絵からしてもそれが端的に見て取れて、自己模倣の徹底した繰り返しなのだ。

 

だから、テレビ局は終始新しい番組を募集している。

流す番組がないのだ。

番組制作に求められる条件は、暴力性とか性の表現とかを抑えることはもちろんあるが、特に英語字幕。

アニメ番組などでも問題なし、OK。

だから、ミクさんの番組を作ったとして、それを放映するのにタンザニア側の問題は少ない。

 

問題は日本サイドだ。

タンザニアでも日本のアニメを放映できないかと挑戦している。

だが、それができない理由は日本側にある。

第一に、上述した英語字幕の問題。

このコストが出せないという。

第二に、放映権料の問題。

ビジネスとして考えると成立しない理由はここだ。

タンザニアがお金を払って日本のアニメなど上映できるわけがない。

第三に、保守性の問題。

「なんでアフリカなの?」「アフリカでやる必要がない」

こういう発想は当然出てくる。

外に目を向けて新規市場を開拓していこうという視野の広さに欠けるのが日本のアニメ業界だ。

 

ミクさんで番組を作るとなると、新しく番組を制作することになるんだから当然お金がかかってしまう。

これも新しい問題だ。

以前、ひかりTVで流されていて「ミクミクメイクミク」はお手本になると思う。

制作コストは控えめに、動画サイトを有効活用、SNSともリンクする。

教育であったり、文化紹介であったり、そういう番組のナビゲーターとしてミクさんには活躍してもらえないものだろうかと思う。

日本人にとってはアフリカという世界を知ることになり、アフリカの人にとっては日本のことを知ることになる、そういう教育・文化番組だ。

対象は主に子供が良いだろうから、「天才てれびくん」見たいな雰囲気も出せると注目される?

3Dモデルと普通の人が並んでいるのはインパクトがあると思うし、受けるかも?

 

この前、きみかさんとお話をしたときに、興味深いことを聞いた。

一つは、うまくもなんともない、東南アジアの即席めんメーカーが西アフリカのナイジェリア(だったと思う)で圧倒的シェアを占めていて日清が入り込めないんだとか。

理由は、30年前から売り続けていたから。

売れなくてもずっと地道に売り続けた結果として、今では市場を独占できるようになったのだ。

コンテンツ産業も同じで、日本が、そしてその一つの代表として初音ミクタンザニアでキャラクターという存在を定着させることができれば、それは将来、この国の市場を独占する可能性につながるはずだ。

そこに価値を見出して投資する視野の広さと先見性が、残念ながら日本の企業にはない。

だからこそ、日本人はアフリカに来ないのである。

いや、もしかすると、+で行動力もかな?

可能性を知るためにアフリカに来るという行動、そして何かを試すという行動を起こさないからだ。

 

もう一つ、即席めんは30年だったが、コンテンツ産業はもっと結果が早く出るという見解だ。

何せ、現代はネット社会なのである。

きみかさんの部下たちにも、日本のアニメや戦隊シリーズを実は見ているという人がいるという。

何かツールを使ってダウンロードをしてみているわけだが、タンザニアで違法も何もないだろう。

タンザニアではなく、フランス語圏の国だと「ちびまるこちゃん」や「さざえさん」を番組で流していたりする。

南アフリカや地中海沿いの国々は所得水準も高くなおさらキャラクターへの抵抗は少ないと思う。

そういう、市場の可能性も考慮に入れて、新しい挑戦をしたいものだなぁっと思う。

たぶん、そのために努力するのが、makotoの活動の行きつくところ。

その成果が出るかどうかはちょっとわからない。

出てくれたらイイナとは思う。

ミクさんがダメだったら、ゆかりさんだろうか?

その次はちょっと思いつかないけど。

MMDでドラマ制作して放映っていうのは大有りだと思う。

制作費も削ることができると思う。

 

こんなことをふと考えていたクリスマスなのでした。

Trickster社からのインタビュー記事が公開! インタビュー内容を振り返ってみますよ!

初音ミクアフリカライブ実行委員会のmakotoです。

以前、ブログでもTwitterでもご報告していたインタビュー。

いよいよ、記事が公開されました!

うれしい(*''ω''*)

初音ミク愛が引き起こす!?アフリカに日本のポップカルチャーが上陸か。 | @Africa[アットアフリカ]

ということで、せっかくなのでインタビューを振り返ってみたいなと思います。

【最初の写真】

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まず、makotoの顔がバッチリ映っちゃってますね!

個人的には、髪型がめちゃくちゃ気に入らないんですが、

タンザニアには日本みたいな床屋さんがない

ということをご理解いただいて、これは許してくださいね。

床屋さんあるんですけど、バリカンで坊主かドレッドの編み込みかの二択なんです。

それもそのはず、黒人さんは髪の毛チリチリですので。

あと、シコンスさんのあみぐるみたちがちょっと変なところ向いてる……。

まぁ、この辺りは仕方ないということで置いておきましょう。

ポップカルチャーは選ばれない】

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ここは重要なところだと思います。

makotoも外国に2年間滞在するわけですから親善大使みたいなところがあって、

日本のことを現地の人に伝えるのも大事な役割の一つ

なんですよね。これは同様に、

外国のことを日本の人に伝えるのも大事な役割の一つ

ということでもあります。

そうなると、何かしら日本文化を紹介しようと色んなボランティアが考えます。

でもね、だいたいお決まりなんです。

日本語、書道、折り紙、ソーラン節……

いいと思うんですよ、こういう題材を取り上げて。

ただ、makotoはどうにも疑問を覚えます。

 

日本語って挨拶くらいしか教えられない気がするんですよ。

もちろん、それで十分なんですけれども。

実際、カタカナと平仮名を覚えることすらできないと思うのです。

あれだけで半年使いそうです。

さらに日本語は文法が難しすぎる。

私「は」「が」の違いってどう説明したもんでしょうか( ˘•ω•˘ )

 

書道は受けが良いですよね。

でも、漢字⇒中国って認識されませんか?

あと、漢字は教えても正確に書けません。

文化体験としてはとてもいいと思います^^

 

折り紙で遊んでる子供ってかなりレアじゃないでしょうか。

一応、日本人はみんな折り紙を折れますが、それ以上でもそれ以下でもないです。

もちろん、折り紙を組み合わせて人形作ったりできる人ならバンバン教えるべきです!

 

ソーラン節って、そもそも学校の先生が自己満足で教えてませんか?

生徒がみんなで一緒になって「ソーラン、ソーラン!」っていう姿は微笑ましいですよね。

日本人として、日本の教育の一環としてあれはやる意味があると思います。

でも、外国に「これが日本の文化」として紹介するのはどうでしょう。

ソーラン節が盛んな地域の日本人が紹介されるならば、とても良い文化の一例を紹介することになると思います。

でも、そんなに詳しいわけでもない人がとりあえずで教えるのにはすごい疑問があります。

 

 

いろいろと疑問を言いましたけど、makotoは決して、

他の人がやることに対して口出ししたりはしない人間

であることは間違いありません。

だから上述したような面から日本を紹介する切り口があっても良いと思います。

でも同様に、

他の切り口があってもいいよね?

とmakotoは思うわけで、それがミクさんを題材にする理由の一つです。

 

【どうして初音ミクなのか】

この20年ほど、世界で成長してきた産業ってなんだろうと振り返ってみると、

アメリカを中心として発展した情報技術

これがもっとも成長した産業だろうと思います。

そして日本はアメリカのように成長産業を持つことができず苦しんでいます。

それは、大卒の給与が伸び悩んでいることに反映されています。

日本で成長した数少ない産業はコンテンツ産業

というのが実際のところで、

スマホアプリやミクさんのようなキャラクターたちにお金が集まる

という状況になっているわけです。

この20年間、日本経済は全体の規模として発展しませんでした

むしろ、若干縮小したぐらいのものです。

その中にあって10年前、初音ミクは誕生し、現在ボカロは年間100億円を生み出す産業になりました。

このような新しい成長分野って他にあったでしょうか?

あったとしても、その多くはやはり情報技術の分野になるでしょう。

こういう先進国の新しい成長産業を文化紹介の切り口にするべき

というのがmakotoの考えです。

 

日本人だって、今のタンザニアを知りたいと思うじゃないですか。

同じことで、タンザニア人も今の日本人を知りたいんですよ。

そしてタンザニア人はとにかく発展したい!

なら、日本の発展しているところを見せてやるのが一番いいんです。

それに文化って、予備知識みたいなのがあると受け入れやすいでしょ?

初音ミクという先鋭を受け付けておくことが、現代文化への受容力につながると思うんです。

そうした現代文化への受容力は、先進国の人間と交流する中で助けになると思います。

私は日本にいるときから教会とかに行って聖書を勉強したりしていましたが、

やっぱりタンザニアに来てからこういう経験は有益だったなって思いますよ。

宗教に対するアレルギーというか、困惑が薄れますからね。

 

もちろん、makotoも日本の一般的な文化や経済、生活を伝えることの重要性を認識しています。

でも、だからこそ「初音ミク」なんですよ。

ラブライブとか、Fateとか、ドラゴンボールだとかワンピースだとかではダメなんです。

だって、そこには「現代の日本人」がいないじゃないですか。

そしてまた、そこには「現代のタンザニア人」が入り込む余地がないんです。

だって、ある個人や集団の創作物なんですから。

初音ミクはそうじゃないはずです。

初音ミクは、「現代の日本人である私たち」が創り出している文化なんです。

だからこそ、「現代のタンザニア人」をその輪の中に取り込むこともできるわけです。

その証拠がアフリカミクであり、

Miku in Africaの同人誌であり、

nocicy.booth.pm

くすのせさんの「Wild Flower」だと思います。

スワヒリ語

Wild Flower♡Africa_take3 by kusunose | Free Listening on SoundCloud

【日本語】

【初音ミク】Wild Flower【オリジナル】 - YouTube

そこに、外国人が等身大の日本を学ぶ鍵があるんじゃないかなと思っています。

 

初音ミクについて紹介した授業】

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これはタンザニアに来てからの実感です。

初音ミクはクールジャパンのチャンピオン

だと言ってもいいんじゃないでしょうか?

仕事を選ばないミクさんですから、どんな角度からでも攻めることができるんです。

その仕事が、商業ばかりに偏っていないところがまた素晴らしい。

芸術や文化との融合としてコラボがあるケースがいくつも見られます。

例えばこれはまだ構想段階なのですが、

過去の雪ミクを紹介するプレゼンをすれば日本の文化や生活を学べる

と思っています。

「雪ミクから学ぶ日本」という外国人向けの日本文化紹介という切り口ですね。

実はこれ、北海道で小学校の先生をされていた人のアイディアだったりします^^

 

【子供服 インスパイア アフリカミク】

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最後に、この写真に関する紹介で締めくくりましょう!

あれこれとタンザニアでミクさんとアフリカを結び付けようと努力してきたmakotoですが、

それはタンザニアにとっても良い結果が残ると思ったからこそやってきた活動です。

ところが、それらしい成果というのが正直見て取れない!

ここにmakotoの苦悩があると告白せざるを得ません。

そうした中で、唯一腑に落ちる形での成果というのが上の子供服になります。

これはですね、もともとは「The SUNのコスプレ衣装を作ろう」という企画だったのです。

この衣装自体が、実際にタンザニアで作ることを前提にデザインしていたので、

職人さんに聞いたり服屋さんをのぞいたりしてこの国で使われている技術を利用しました。

そうして日本のコスプレイヤー兼ハンドメイドアーティストである結先生

https://twitter.com/alienaizeryou

に制作を依頼して出来上がったのがこちらの見本。

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間違いのないクオリティーにテンションがあがります(*''▽'')

そして職人のもとに持って行き、「これ作って!」と依頼してできたのが、

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こちらになるわけですよ( ˘•ω•˘ )

まぁ、タンザニア人にとって、上と下の2つの服の違いというのは

「こんな感じ」

でくくられる程度しかないということでしょうね。

もちろん、しっかりお金は取られましたよ!

正直、日本だったらクレーム物ですが、タンザニアだったら

上手くアレンジ効かせててイイネって褒めて欲しい(*^-^*)

くらいなものだと思います。

 

流石に私もこの結果にだいぶん意気消沈してしまいました。

なんだか、みなさんに面目が立たないなって思って。

結さんにも申し訳ないし、RazzyRuさんにも申し訳ない。

「これできる? できるんだね?」って確認したんだけどなぁ。

 

ただ、そんなことをうじうじと考えていても仕方がないので

他の手段で実現できないかとあれこれ考えてみたり。

でも、この国はミシンがあってミシンの技術を学んでいる人がたくさんいるのに、

刺繍はまったくできないという不思議があって、どうにも実現は難しそう。

「日本人なら、一日一日、何かしら技術を高め続けるのになぁ」

そう思うと、なんだか面白くない気分にもなりました。

それでも、依頼した職人はタンザニアでも指折りの職人ですから、

誰かが服を作りたいと言えばここに連れて行くのが常でして。

これでは途上国でビジネスできないやと一人納得して見損なっていました。

 

タンザニア人の可能性】

それからしばらくして、ふとお店を訪れたある日、出会ったのがあの子供服。

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ここに書いたように、何かを学ぼうという意欲みたいなものはタンザニア人には薄いです。

非常に保守的ですし、変化をとにかく嫌う気質なんですね。

だから、新しく何かを取り入れようとか、今よりも良くして行こうという考え方をしません。

改善っていう概念が、おそらく、この国には存在しないんだと思います。

だから日本人が「カイゼン」を教える技術支援をしてたりします。

でもですね、タンザニアにはタンザニアなりの能力があったようです。

何か外から与えられたものをうまいこと当てはめて現実に適合させるという能力が。

そして、今まで活動してきた中で初めて目にした

タンザニアの発展に貢献した実績」

でもありました。

 

小さな小さな実績の一例です。

しかしですね、こうして現実に発展へとつながったのも理由があると思います。

一つは仕事をさせたということ。

一つはアフリカをリスペクトしたRazzyRu君の意匠があったこと。

一つは結先生の技術が凄かったこと。

要するに、

現地をちゃんと調査してその地域性を重んじた何かを、

日本の優れた技術で作成し、

現地で模倣させるということが発展につながる

というモデルケースを発見できたんじゃないかなと思うのです。

 

そんなこんなで、うまくまとめられたかな?

Tricksterさんの作ってくださった記事も読みやすくGoodですので、

まだの方は是非とも合わせてお読みになってください。

初音ミク愛が引き起こす!?アフリカに日本のポップカルチャーが上陸か。 | @Africa[アットアフリカ]

Japan Festival in Tanzania という構想

どうも、タンザニアで教師としてボランティアをしています、makotoです。

昨日は夜中2時からお腹が痛くなりまして。

その後、5時過ぎまで3度お手洗いに。

寝れなかったのもあるのですが、そもそも体力消費しますので。

授業があったのですが、ここは無理をせずに昨日今日と自宅待機をしています。

おかげさまで正露丸の予備も尽きました。

これで3瓶……アフリカは日本人の身体に合った世界ではないことがわかりますね( 一一)

それはさておいてですね。

おかげさまで昨日今日と、書類作成が捗ったのは良かったです。

寝てなくていいの( ˘•ω•˘ )

と思われるかもしれませんが、

寝てると蒸して暑くて暑くて"(-""-)"

椅子に座っているほうが涼しいのです。

 

で、どんな書類を作成しているかと言いますと……

f:id:mikuafrica:20171116205418p:plain

 

こんな感じの書類でございます。

ジャパンフェスティバル

を開けないかなと思うわけです。

 

タンザニアで生活して1年と3か月。

ミクさんを紹介しようと取り組んで1年と3か月。

教師として教育を通じた開発に貢献して1年と3か月。

 

色々と思う所がありまして、その行きついた結果がこれです。

そもそも、ジャパンフェスティバルって何だよって話もあるのですが。

これは単純に、日本のことを知ってもらうイベントだと捉えてもらってOKです。

そしてこのジャパンフェスティバルの1つの構成要素として、ミクさんに活躍してもらえないかなというのが今の考えです。

 

しばしば考える問題があります。それは、

過去・現在において行われてきたクールジャパンのイベントと私のやろうとしているミクさんを紹介する試みと何が違うか

ということです。

その答えは、

ニーズに応える形で行われるイベントなのかそれともニーズを掘り起こそうとするイベントなのか

ということです。

そして今、自分が解決しようとしているこの問題はきっと、

日本の新しい文化が「日本人に」認められるために解決しなくてはならない問題

だと思っています。

 

そもそも、今でこそ文化の一つとして公が認めている私たちの新しい文化は、外国人が評価してくれているという現実から、その価値を認められるようになりました。

だからかなりの日本人は、

今もやっぱり、オタクはオタクとしてオタクの文化を評価していない

という現実が存在しているわけです。

そうして評価はしていないんだけど、

外国人が評価してるし日本の利益になるんだからいいことだ

と思っていて、漁夫の利だけはもらっておこうという状態で放置されているわけです。

 

クールジャパンという形で、コンテンツ産業は一つの産業として、文化として国家に認められています。

しかしこれは、日本人が新しい文化の価値を認めたから国家に認められたという経緯を持ちません。

文化としての価値があるかどうかはわからないけど儲かる

平成不況の中でパッとしたものが何もない中で明るいニュースだった

から認められたというのが正直なところだと思います。

そうしてオタクの方々も、特に声高に主張して認められたいとは思わないのでしょう。

そもそも、大人になってしまえばあとはやり過ごしたほうが楽ですし。

大体、理解するつもりのない人に説明することほど面倒で不毛なことはない。

そもそも趣味趣向の話ですから、わざわざ共有して誰かと分かり合いたいとは思いません。

でも、思うのですが、

文化って、国に認められたから文化になるわけではない

でしょう。

だから、本来クールジャパンってのは、その活動の一つとして、

クールジャパンを肯定しない日本人に文化としての価値を説明する

試みがなくちゃいけないはずだと思うんですよ。

浮世絵が日本の素晴らしい文化・芸術的な遺産だって主張する人は、浮世絵を愛好する人たちのニーズを満たす一方で、浮世絵を理解しない人たちにその価値や素晴らしさを説明するために浮世絵展を開催する

ものだと思うんですよね。

クールジャパンも同じです、初音ミクだって同じです。

初音ミクが日本の素晴らしい文化の結晶だって主張する人は、初音ミクを愛好する人たちのニーズを満たす一方で、初音ミクを理解しない人たちにその価値や素晴らしさを説明するために初音ミクのイベントを開催する

べきだと思うわけです。

この点について配慮してきた初音ミクのイベントを自分は知りません。

マジカルミライに参加した印象からしても、公式はこの点に配慮していないと思います。

本来はクリプトンがすべきことだとは思うのですが、やらないなら仕方ない。

私がやるというだけの話です。

 

大体からですね、教師としてこのあたりの問題を放っておくわけにもいかないのです。

特に中学生や高校生、思春期の子供のことを思ってみたら分かりやすいです。

仲間ハズレにされると寂しくて自殺しちゃうレベル

仲間ハズレにされるのが怖くて人殺しちゃうレベル

で、周囲の人間と同じであることを考え続けて生きているのが、大半の生徒です。

そういった生徒たちの心情を慮れば、

オタクだというだけで馬鹿にされるような状況を積極的に改善しようとしない理由がどこにも見当たらない

というのが、教育者としての私の見解です。

オタク趣味の子が公然と認められて楽しそうにしてるクラスでいじめは起きない

とすら思っています。

 

あとですね、親御さんも絶対ですね、

うちのオタク息子・娘が何を考えているか一切理解できなくてつらい

とか思ってるに違いないんですよ。

腹を痛めて産んだ子供が意味不明で、愛したいのに素直に愛せない

なんて、お母さんがかわいそうです。

子供もそうしたお母さんの惑いを察することでしょう。

親の愛を素直に信じることができない

ようになってしまうわけですから、かわいそうです。

 

 

だから教師としても、今やろうとしている私の活動は、

日本の新しい文化を生徒や親御さんに説明し理解してもらうことにつながる

と思っていて、価値があるなと感じるわけです。

 

あとは、これもまた教師としてなんですが、

人様に説教をするなんていう偉いことをしなくちゃいけない先生は偉くなくちゃいけない

と思うわけですよ。どんな人が偉いかはまたそれぞれあるでしょうけど、

やるべきことを見つけて言い訳せずに全力で取り組める人は偉い

と私は思っています。

 

まとまったようなまとまってないような話になっちゃいましたね。

でも、これはブログですからね。

こんな感じで、思いついたことを自然に書いていくのがきっと一番良いと思います。

Trickster社からインタビューを受けた話

初音ミクアフリカライブ実行委員会のmakotoです。

実は私、10月21日に企業からのインタビューを受けておりまして。

最初、インタビューのお話をいただいたときは驚きましたね!

まさか企業さんからこうやって注目されるとは。

ボカロ界隈でちょっと有名になるくらいだろうと思っていたので、うれしい(*^-^*)。

もちろん、二つ返事でOK。

ダルエスサラームへ行く日取りを決めて、まずはインタビューをしてくださるTricksterさんのことを調べることに。

DMで送ってもらったURLを読み取って、あぁ、この会社か! と思い当たる節がありました。

実は以前、アフリカの「フェアトレードコーヒー」について書かれた記事を読んだことがあったのです。

その記事がこちら。

世界に誇るルワンダコーヒー!海外青年協力隊を終えてもコーヒー事業に関わり続ける現地インターン生が考えるコーヒー産業の課題と未来について | @Africa[アットアフリカ]

なんでこの記事を読んだことがあったかというと、

ボカロのフェアトレードコーヒーとか面白いんじゃないか、学生に起業とかさせてベンチャーキャピタルで資本を獲得して商売させられないかなぁっと考えていたから

なのです。

販売したらコーヒー豆が尽きてしまうくらいにボカロファンが買いつくすことだけは間違いない

と確信しています。

 

ちなみに、Tricksterさんはアフリカでビジネス展開している広告会社で、社長の園部さんが直々にインタビューしてくださるとのこと。

取材は@Africaという社内メディア向けの記事を作りたかったからのようです。

いろいろな方にインタビューをされていて、けっこう見ごたえのあるコンテンツになっています。

アフリカやボランティアに興味がある方にお勧めです。

 

さて、インタビュー当日。

1流ホテルのセレナホテルへと着て行ったのはこちらのTシャツ。

http://blog.piapro.net/wp-content/uploads/2016/10/w161029_img2.jpg

【アパレル】初音ミク×いがらしゆみこ コラボTシャツが登場! – 初音ミク公式ブログ

いがらしゆみこ先生のイラスト、かわいくて好きなんですよね。

画業50周年記念のコラボTシャツです。

にゃんこがおるのもええ感じ(*'ω'*)

この時代の少女漫画のイラストって、蕗谷虹児(ふきやこうじ)の影響を感じるんです。

新装版 蕗谷虹児 (らんぷの本)

新装版 蕗谷虹児 (らんぷの本)

 

どうです?

ちなみに、私は画集持ってますよ! 

 

 

さて、話の寄り道はこのくらいにしておいて。

予定よりも5分速く到着しました。

タンザニア的には早く着きすぎて相手がいないのではないかと不安になりながら……

園部さんいました、やっぱり日本人!

待ち合わせ時間にきっちり会えることにクールジャパンを感じます(笑)

お互いに自己紹介をしながら、和やかに取材はスタート。

録音もどうぞどうぞ、写真もどうぞどうぞということで、何も隠すことはありません。

そうして話していたら、1時間30分、あっという間にインタビュー終了!

いやぁ、時の流れが早く感じましたね。

これも園部さんがテンポよく、理解よく、話を進めてくれたおかげです。

 

インタビュー記事は現在、原稿の確認作業に入っています。

クリプトンからも内容についてOKをいただきましたので、そろそろ公開されるんじゃないかな?

どんな内容かについては、公開されるまでのお楽しみということで。

基本的には、

・今までどういうことをやってきたのか

タンザニアでの反響はどうだったか

・なぜ初音ミクを題材にして日本文化を紹介するのか

というところを話してきました。

 

今回インタビューを受けて感じたのは、

初音ミクを使って日本を紹介することの意義

が、簡単に共有されたなということです。

これは外務省の方とお話ししたときもそうだったのですが、

クールジャパンは日本の文化であり、その文化には普遍的な価値がある

というところの認識は広がっていると感じました。

ですが一方で、クールジャパンを発信できる人物が外交の現場にはいない

という現実があることも感じました。

それもそのはずで、

外交の現場や国際協力の舞台で活躍する人はリア充ばっかり

なんですよね。

 

経済産業省に「クール・ジャパン室」ができてから、はや7年経ちましたが、

クールジャパンを理解して効果的に動くことのできる官の人材が不足している

という問題がずっと続いているようなのです。

だから、日本人会の夏祭りでもミクさんのライブをすると言ったら歓迎してくれました。

 

自分は初音ミクのように、

日本発祥の、しかも最も新しい文化で、さらに国際的に支持されている題材を切り口にしたほうがより現在の日本を伝えることができる

と信じています。

そしてこれは、

「発展のために日本を学びたい」と思っている途上国のニーズに応じることになる

はずです。

なぜなら、

20年後には先進国で仕事の半分がなくなっている=途上国がその仕事をするようになっている

という現在進行形の国際分業体制を考えると、

現在、先進国で最先端とされている産業を20年後に途上国が担う

ことは妥当な予測だからです。

今、途上国でスマホアプリのデバッグをするという業務委託が進んでいるようです。

実際、スマホゲームの製作会社で働く友人に、出国前に、

タンザニアで業務委託とかできないだろうか

と聞かれたりしました。

日本の高校生や大学生を雇って800円の時給を支払うよりも、途上国の大卒を新卒で雇って800円の時給を支払ったほうが良い

ということなのです。

タンザニアで時給800円=時給18000シルというと、これだけで平均的な日収を超える金額になります。

1日10万シル(5000円)払えば、トップエリートが雇えます。

東大・京大卒レベルの秀才を雇って教育すれば、1年で日本語だってできるようになるでしょう。

そういう時代になったときに、どんな日本の知識が役に立つでしょうか。

少なくとも、折り紙を折れても、よさこいを踊れても、少しも役に立たないと思います。

私は先進国についての、

日本についての先行オーガナイザー(ある概念形成を役立てる先行知識を意味する教育用語)として、初音ミクのような新しい文化を教えるべき

だと思うのです。

 

ちなみに園部さん曰く、

途上国が好きな人はアナログな人が多いから、折り紙とかが好きなんですよ

ということ。

これは実感として納得できる!

そういう意味では、国際協力の現場にいる人が自分の個性に相談した結果として、クールジャパンの活用は広がっていないのかもしれません。

 

また、ミクさんという存在が、

アフリカと、アフリカに無縁な人(ミク廃!)をつなげることに貢献する

ということ、そして

アフリカの情報を日本人につなげることが大変である

ということ、つまり結果として、

ミクさんがアフリカの情報を、情報がつながりにくい人たちにつなげてくれている

という成果について共有できたなと思います。

これは、コンテンツ産業の一つとしてある、

キャラクターという新しい存在が持っている可能性の一つ

だと思います。

 

このあたりの認識が速やかに共有できたのは、

やっぱり園部さん自身が、またTricksterという会社自体が、

どうアフリカと日本をつなげるのかを真剣に考えて活動してこられたから

だと思います。

だからこそ、何かしら成果につながりそうである新しい取り組みとして、

私にインタビューの依頼をされたのだと思います。

 

成果を意識できる人は自分のこと以外も考えている人、だと思っています。

もちろん、利益に対するしたたかな計算は企業としてあると思いますが、

Trickster社のアフリカに対する情熱は嘘じゃないな

と感じたインタビューでした。

 

はやく記事公開されないかな~(^^♪

記事が公開されたら、twitterで報告いたしますのでお待ちあれ('ω')ノ